投資初心者は何から始める?投資を始める前に決めておきたい5つのこと

投資の基礎

「投資について少し分かってきたけれど、実際には何から始めればいいの?」

投資を始めようと思っても、株式、投資信託、NISA、証券会社など、さまざまな言葉が出てくるため、最初の一歩で迷ってしまう人もいるでしょう。

しかし、いきなり証券口座を開設したり、金融商品を購入したりする必要はありません。

その前に考えておきたいことがあります。

それは、

「何のために投資するのか」

という目的です。

目的が決まっていなければ、どのくらいの期間投資するのか、どの程度のリスクを取れるのか、毎月いくら投資するのかも決めにくくなります。

この記事では、投資初心者が実際に投資を始める前に考えておきたいことを5つに分けて解説します。

1.まず「投資する目的」を決める

最初に考えたいのが、投資する目的です。

例えば、

  • 老後に向けて資産を準備したい
  • 将来のために長期的にお金を増やしたい
  • 投資について勉強しながら少額で経験したい
  • 数十年先に使うお金を準備したい

など、人によって目的は異なります。

ここで重要なのは、

「とにかくお金を増やしたい」だけで終わらせないこと

です。

目的によって、適した投資期間や取れるリスクが変わるからです。

例えば、来年使う予定のお金と20年後に使う予定のお金では、同じ運用方法が適しているとは限りません。

まずは、

「何のためのお金なのか?」

を考えるところから始めましょう。

2.いつ使うお金なのかを考える

目的を決めたら、次はそのお金をいつ使う予定なのかを考えます。

投資では金融商品の価格が変動します。

購入した直後に価格が下落することもあります。

そのため、近いうちに必要になるお金を投資すると、必要なタイミングで価格が下落していた場合、損失が出ている状態で売却しなければならない可能性があります。

例えば、

  • 毎月の生活費
  • 近いうちに支払う家賃
  • 税金
  • 数か月後に必要になる予定のお金
  • 緊急時に備えるお金

などは、投資とは分けて考える必要があります。

一方、10年、20年といった長期間使う予定のないお金であれば、投資を検討できる余地が広がります。

つまり、

投資では「いくら持っているか」だけでなく、「いつ使うお金なのか」も重要

ということです。

3.生活に必要なお金を先に確保する

投資を始める前に、生活に必要なお金を確保しておくことも重要です。

投資には元本割れの可能性があります。

もし生活費まで投資してしまい、その直後に価格が大きく下落したらどうなるでしょうか。

生活のためにお金が必要になれば、価格が回復するのを待てずに売却しなければならない可能性があります。

そのため、

生活に必要なお金と投資に使うお金を分ける

という考え方が重要になります。

投資は、基本的に当面の生活に影響しない余裕資金の範囲で考えます。

投資額を決める前に、自分の収入と支出を確認し、

「このお金が一時的に減っても生活に影響しないか?」

と考えてみましょう。

4.どのくらいの値下がりなら耐えられるか考える

投資では、購入した金融商品が値下がりすることがあります。

そこで考えておきたいのが、

自分はどの程度の値下がりまで受け入れられるのか

ということです。

これを考えるうえで重要になるのが「リスク許容度」です。

リスク許容度とは?

リスク許容度とは、投資によってどの程度の損失や価格変動を受け入れられるかという考え方です。

これは人によって異なります。

例えば、同じ10万円の損失でも、

「長期投資だから、そのまま保有できる」

という人もいれば、

「不安で眠れなくなる」

という人もいるでしょう。

また、気持ちの問題だけではありません。

収入、資産、年齢、家族構成、投資期間などによっても、取れるリスクは変わります。

大切なのは、

他人がどのくらい投資しているかではなく、自分がどのくらいのリスクを取れるのか

を考えることです。

5.最初から大きな金額を投資しない

投資を始めると、

「少額では意味がないのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、初心者が投資の仕組みを理解するという意味では、最初から大きな金額を投資する必要はありません。

少額から始めれば、

  • 金融商品の価格がどう動くのか
  • 含み益・含み損とはどういう感覚なのか
  • 自分が値下がりしたときにどう感じるのか
  • 証券会社をどう操作するのか

などを実際に経験できます。

投資について本で勉強することも重要ですが、実際に自分のお金が値動きすると、感じ方が変わることがあります。

まず少額で経験しながら、自分に合った投資方法を考えていく方法もあります。

初心者ほど「何を買うか」を急がない

投資を始めようとすると、

「おすすめの株は?」

「S&P500を買えばいい?」

「オルカンがいいの?」

と、すぐに金融商品を探したくなるかもしれません。

しかし、その前に、

目的・期間・余裕資金・リスク許容度

を整理することが重要です。

同じ金融商品でも、その人の目的によって適しているかどうかは変わります。

例えば、長期間保有することを前提とした投資方法が、数年以内に使う予定のお金に適しているとは限りません。

「何を買うか」は、その後に考えます。

投資初心者が避けたい考え方

投資を始めるときは、次のような考え方にも注意が必要です。

「絶対に儲かる商品」を探す

投資に絶対はありません。

高いリターンが期待できる商品には、それに応じたリスクがあります。

「元本保証で高利回り」「絶対に上がる」など、リスクがないかのような説明には特に注意が必要です。

SNSで話題だから買う

SNSには投資に関する情報が大量にあります。

参考になる情報もありますが、誰かが利益を出したからといって、自分も同じ結果になるとは限りません。

購入する前に、

「自分は何に投資しようとしているのか」

を理解することが重要です。

最初から大きな利益を狙う

短期間で資産を大きく増やそうとすると、それだけ大きなリスクを取ることになりやすくなります。

投資初心者は、

「いくら儲けるか」より「大きな失敗を避けながら続けられるか」

という視点を持つことも大切です。

投資を始める前のチェックリスト

実際に証券口座を開設する前に、次の項目を確認してみましょう。

  • 投資する目的を決めた
  • いつ使うお金なのかを考えた
  • 生活に必要なお金を確保した
  • 投資に回せる余裕資金を考えた
  • 自分が取れるリスクについて考えた
  • 最初から大きな金額を投資しようとしていない
  • 分からない金融商品を勢いで買おうとしていない

すべて完璧に決める必要はありません。

ただ、これらを一度考えてから投資を始めるだけでも、何となく金融商品を購入するのとは大きく違います。

では、実際にどうやって投資を始める?

ここまで準備できたら、次は実際に投資をするための環境を整えていきます。

日本で投資を始めるときに知っておきたい制度の一つが、

NISA(少額投資非課税制度)

です。

NISAを利用すると、一定の条件のもとで投資から得られた利益が非課税になります。

ただし、

「NISAを使えば儲かる」

という制度ではありません。

NISAはあくまで投資に関する税制上の優遇制度です。

次の記事では、

「NISAとは何なのか?」

という基本から、初心者向けに解説します。

まとめ

投資初心者が最初に考えるべきなのは、「何を買えばいいのか」だけではありません。

まず、

1.投資する目的を決める

2.いつ使うお金なのかを考える

3.生活に必要なお金を確保する

4.自分が取れるリスクを考える

5.最初は少額から考える

という準備が重要です。

投資は、始めること自体が目的ではありません。

自分の目的や生活に合った方法で、無理なく続けられることが重要です。

準備ができたら、次は投資に利用できる制度について学んでいきましょう。

次の記事では、NISAの基本的な仕組みを解説します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました